佐伯泰英の人気時代小説。以前NHKでドラマ化したが、松坂桃李で映画化された。
豊後関前藩の坂崎磐音はその構えから「居眠り磐音」とあだ名される剣の達人。江戸詰めから帰藩を許され、祝言をあげる前日、許嫁の兄、許嫁の姉の夫との諍いに巻き込まれ、許嫁の兄を斬る。やがて藩を辞して江戸で浪人になり用心棒を請け負う。
長い長いシリーズの第一作「陽炎の辻」。話が暗くてやるせないのであまり好きではない。
おこんの木村文乃に華がなく、許嫁の芳根京子はなんか幼い感じがする。事件を起こしたピエール瀧の代役を奥田瑛二が行った。
まあ、そこそこ、急場凌ぎの変更もうまく纏まっているとは思う。
次回作もありかな。
星は★★★