「(お)ため」とはお祝いの一部をお返しすること。関西だけの習わしらしい。普通はその場でお返しするのだが、式場に持っていたので、今になった。(式場での渡しはおためはしなくてもいいらしいが、親戚だからかもしれない) お祝い返しは商品券でもらった。合わせれば半分ほど返してもらったことになる。上の甥はと同じ額をお祝いしてあげた。
おそらく、下の甥は姉から言われてその通りにしたのだろう。上の甥は、自分等で祝い返しをしたから「ため」なんか古い風習を知らなかったかもしれない。別に甥たちがためをしてもしなくても、どっちでもいい。
チームMにいるころ、Sさんというアルバイトさんに結婚のお祝いしたとき、ためをぽち袋に入れてため返しをされた。連名でお祝いをしたからためは少額だ。みんな、「これは何?」って顔をしたが、「おためと言って、お返しするのよ」と言って当時上司だったT課長が説明をした。もちろん自分は知ってたが、「今時するんや」とあの時思った。MさんはMi原在住だったやし、まだ田舎やなあと思った。
そんなこと考えたら、Ma原もM宅も田舎だ。あれから10年近く過ぎてるのに。