サラリーマンの透は会社の健康診断から癌が判明し、余命3ヶ月と診断を受ける。
失意にうちひしがれているときに、14才で亡くなった凪という少女の詩集に勇気をもらう。
同じ頃、病院で長期入院している同じ名前の凪とい少女に出会う。実はその凪こそが詩集の少女だった。
GREEEENの「愛唄」をモチーフに脚本の制作をGREEEEN自体も参加した。
命の尊さを訴えているはずが、この映画は命の尊さをすごく軽はずみに扱っているような気がしてならない。自分からしたら「命を弄ぶな」と言いたい。
ご両親が大事に育ててきた娘を最後は青年のわがままと言える軽はずみな行動で、命を縮めてしまったのだ。たとえそれが彼女の望みであったとしてもだ。
成海璃子の演じる比呂乃のシーンは透が凪の詩集を知る重要なくだりだが、彼女の話がかなり占めている。そこまで必要なのかな?
人の親に近い世代になると、富田靖子の母親に目が行く。若い頃なら涙する話かもしれないが、すごく薄っぺらく軽い感じがしてならない。
星は★★