かろうじて、かすかに晩年の志ん生を見ていて覚えているからだ。落語についてはあのくらいの歳では何が面白いのかと普通だ。したがって志ん生の落語が面白ったという実感はない。
志ん生が面白いなと思うのはもっと大人になってからだ。
「いだてん」でビートたけしが志ん生を演じているがあれは志ん生ではない。あんなに早口ではなかった。晩年の志ん生は酒と脳梗塞でもっと呂律が、まわってなかった。若いころは早口だったという人もいるから病気をする前は早口だったんだろう。
今月号のサライで、志ん生の落語の特集していて、またぞろ、小学館で分冊百科で落語シリーズをするらしい。最近の落語ブームを当て込んだんだろう。
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