離婚寸前のある夫婦。事故で脳死になった娘のために夫婦仲は戻ったが、やがて妻は娘の献身な看護のために狂気を含んだ行動に出始める。
自分が気づいたのこの夫婦の子どもの弟くんの方。オープニングのわんぱくな様子から段々といい子になっていく。
ラスト近くで彼が姉と母のせいでいじめを受けているのが発覚する。
この絵本のことを思い出した。
「おにいちゃんが病気になったその日から」
おにいちゃんが病気になって、おとうさんもおかあさんま彼を相手にしてくれない。親に迷惑をかけてはいけないと自分の行動を抑制してしまう。もうずいぶん前に読んだ絵本だが、このぼくと弟くんとがダブるのだ。
こういう家族がいるときの家族のあり方、子どものケアの仕方とか改めて考えさせられた。
今では絶版になっているらしい。Amazonでは、マーケティングプレイスにしかない。所蔵している図書館もあると思うので、機会があったら読んでみたらいいと思う。
自分自身で脳死や臓器移植について考えたことはあるが、家族と話す機会は少ない、と言うかタブーにしてしまっている。改めてこの映画で家族と話し合う機会を持ったらいいかと思う。
相変わらず、西島秀俊と篠原涼子の演技がくさいなあ。今年は他に西島秀俊は「オズランド」、篠原涼子は「サニー」。どれもうーん・・・
星は★★★☆☆