「ビブリオ古書堂の事件手帖」は、仕事をしているときによく見かけた。
確かシリーズで、5、6冊あったかと思う。全く読んでない。私見として、ラノベのミステリーは認めてないのだ。
今回、映画化するので原作を読まずに見た。突っ込みどころ満載だった。ネタバレになるので、見ようかと思う人は読まないで。
昭和39年の設定なのに、東出昌大扮する田中嘉雄の服装が昭和初期の服装だった。もう少し、こざっぱりはしていたかとは思う。
太宰治の「晩年」は昭和11年(1936)発表だ。田中嘉雄が為書きで「晩年」入手したのはいくつだろう。昭和39年に30前後とするなら、昭和9年生まれと計算するなら2歳だ。太宰が玉川上水で入水自殺するのは昭和23年で14歳。中学生だ。それ以前にもらったのならかなり早熟な文学少年になる。
過去をたぐるが、野村周平が演じる大輔が田中嘉雄の孫である事実は証言、証拠となるものがない。回想シーンのみである。
まあ、突っ込みはそれくらいにして。舞台は鎌倉、江ノ電と、あんな感じ。街を探索したらあんな古本屋はありそうだ。
それにしても、黒木華、よく映画出てるなあ。
「散り椿」、「日日是好日」に続いて今年見たなかで三本目だ。
星は★★★☆☆
