離れてしばらくはコミックや新聞以外は活字から離れていたがまた読み始めている。それまではまったく読んでいないというわけではなかった。近くの図書館に行っては借りたりはしてたが斜め読み程度。じっくりとは読んではいない。いや、じっくり読むというのはここ何十年としていないことに気づいた。
なくなりそうな世界のことば Amazon |
「なくなりそうな世界のことば」は秋ごろに、ちちんぷいぷいで西靖さんが紹介していた。今頃になって本屋に立ち寄ったときに、思い出し、店員に問い合わせて入手した。長年の習性で問い合わせしなくてもどの辺、どの棚にあるかわかるのだが、今回はわからなかった。
この本は、いろいろ世界の少数民族が使う独自の言語を絵本にしてしたものである。「なくなりそうな」はその民族が絶滅、もしくは淘汰されていなくなったり、多数が使用するメジャーな他言語、たとえば英語やフランス語などに置き換わり、その言語が使われなくなりそうな言葉を集めている。
かわいいイラストで絵本かと思っていたら言語学の棚に置いてあった。
じつはある人に去年から会うたびに絵本をプレゼントしている。その人にお子さんがいるかは知らない。プライベートはまったく知らない。訊くつもりもない。そういうことは苦手なのだ。本を贈るというのは知識や思考を贈ることになり、かなりセンスや場合によっては思想を贈ることになる。とても難しい。
今回、この本にしようかどうかは思案中。