前から、体調の不良について、気功と漢方に替えたらどうかと言われたので、たまたま気功に通っている知合いがいたので、紹介してもらった。
左の薬指に薬をつけて、拡大鏡を覗く。小さい毛細血管がぐにゃぐにゃに折れ曲がっている。血流が滞っているそうだ。
そこまではよかった。次にヘッドホンを被せて音波を聴かせて体内の異常を測るというのだ。音は聞こえなかった。パソコンに体内がうつる。黒が悪いところ、赤が異常なしだったか。頭が黒、胃が黒、肝臓も黒だったか・・・こんな簡単な機械でわかるんかい??MRIでも、全体でスキャンするぞ。
次に、クッションを抱いて寝かされる。アメジストが入っているのだそうだ。宇宙のパワーから気を送って老廃物や毒素を出すという。ここからだんだん怪しくなってきた。
その間にビデオを見せられる。統合失調症の子が先生の施術でよくなってきたというのだ。眠たくなってきたので眠ってた。
身体を悪くするのは先祖の供養が悪いからだと言われた。先祖供養の話をし始めたので、ああこれはあかんと思った。
一通り終わって、説明を聞く。相手が熱心に喋れば喋るほど、こちらが冷めていくのがわかった。
とりあえず、話を聞いて、また連絡させてもらうと言った。(おそらくしないと思う。)
気功ってこんなもん?なんか、まだ正直に受け入れるほど、素直じゃないし、病んでもいないことも実感した。
しきりに、「Maさんもすぐに『社会復帰』ができますよ」と言われた。
いやあ、まだまだ社会の一員で、『社会復帰』を目指してはいないんですが・・・
終わってから、一応、知合いにお礼を言った。「居心地悪かったやろ?」と言われた。そうか、君も感じてるんや。