暮れか年明けに会った。二、三ヶ月前なのに、はっきりとなぜだか、そのときを覚えていない。
前より明るくなったと言われた。それと、いろんなことを考え過ぎだとも。確かに、何かを見れば何かを思い出す。何かを考える。頭を休める時期だとも。
親父の夢をみたはなしをした。親父が亡くなったときよりもずっと若い頃の、今の自分と同い年くらいの親父。親父が亡くなったとき夢にでるかなと思っていたが滅多に夢には出てこない。
「あなたがお父さんのことをわかってあげられるときがきたのよ」
彼女は親父との確執をしらないというか話していない。
何故か、クラプトンの「My Father's eyes」を聴きたくなった。
親父がどんな眼をして、どんな風に、あの頃、自分を見ていたか思い出せない。
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