とと姉ちゃんを見ている。
「暮しの手帖」をテーマにしてドラマをつくることは随分前から知っていた。てっきり花森安治を中心に作られると思っていた。
花森安治イコール暮しの手帖だから。
暮しの手帖を知ったのは随分大きくなってからで、時代遅れのなんて古めかしいレトロな装丁なんだろうと最初思った。写真もモノクロが多かった。広告を載せない雑誌だということももっとあとから知った。それでも、暮しに創意工夫を重ねる編集の提案に人気があった。当時ほどじゃないが今でもよく読まれていると思う。
「暮しの手帖」はもっとあとの展開になると思うが、とと姉ちゃんで感心するのは話す言葉が丁寧なこと、礼儀作法が行き届いていること。ととの考える家庭像は当時としては随分進歩的で、時代にはあってなかったかもしれない。それでも言葉遣い、所作が丁寧だ。下地にはかかが厳しくしつけられたからだと言うのがあるのだろうけど。
なかなか、今回も「朝ドラ」もおもしろい。今後、どう展開するか楽しみだ。