介護離職の特集。この記事に載っている人たちはほんの氷山の一角だ…ただ、この人たちより自分はましだと思ってはいけないし、自分の方がツラいと悲観もしてもいけない・・・
介護にはそれぞれに家庭に事情があり、被介護者の要介護の度数も違うし、なによりも在宅介護では介護者の介護能力か違う…介護の数だけケースがあるのだ。
介護問題は国の責務と言いながらも、まだまだやはり個人の問題になってしまっている…介護に関わってない者に、そのつらさ、大変さを訴えてもムダだと本当に思う。この記事に書いてある異動通知書と解雇通知書をちらつかせるケースは何度もきいた。幸いなことに自分はずっと綱渡りをしてきて、親父が死ぬまでやってこられた。でも多くの人は理不尽だと会社や社会と闘うほど介護者には時間に心に余裕がない。
とにかく、介護に対して勉強することだ。そして一人で悩まずに相談することだ。納得がいかなかったら、介護サービスは変えられるし、ケアマネも自分で選べることができる。被介護者と介護者が納得いくように本当に出来ればいいと思う。しかし実際は被介護者と介護者が納得できる介護なんてない。どこまで理想に近づけるか・・・
記事を読んでいて何だかきれいごと、どこか他人事に…そんな簡単に問題は解決はできないし、不安をぬぐい去ることはできない…
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