早いもので、チームHMに来て1年半を過ぎる。少しずつ知り合いやお馴染みさんが出来ている。
Oさんは70代の女性、気軽に話しかけてくるので最初は戸惑ったが、最近は打ち解けてよくお話しする。
「私、独り暮しなんでどうしたものか考えます。お借りしたまま死んだらどうしようかと思います。」
「身近な人にもし亡くなったら、その方にかえしてもらうように伝えてください。お借りしたものを一ヶ所にされてたらわかりやすいですよ。」
「あなたは奥さまやお子さまもいて、気にすることはないけど…」
「同じですよ。私も独り暮しですから…」
Oさんの話を聞いて、西国巡礼だけでなく、そろそろ、自分の終活、死支度を考えねばならないかなと思うようになった。
姉の下の甥、タッタを養子に迎えようかと考えている…親父も亡くなる前に言っていたこともあって、前に姉にも話した。姉はまだ若いからピンと来ないだろうしもう少し大人になってからでいいのではと言われた。
それに将来、もし結婚するとなると鎌倉の大伯父みたいになるとも限らない…鎌倉は岐阜や名古屋とはまた事情や勝手が違う,
養子縁組するとなるとややこしい話もせねばならない…あいつに出来るかな…H上とM辺の間の飛び地の話、N田の道の話、I内のY池の件もろもろ…岐阜の話は別にして…
死んだら、死んだで気にする必要もないかもしれないが…
子どもの頃は夢みるというか、空想好きな少年だった。でも、だんだんと考えることは現実に直面するばかりであれやこれや…相川七瀬じゃないけど、「夢みる少女じゃいられない」ではなく、「夢みる少年じゃいられない」。
えーと、今日から一つ歳をとりました。そんなこと朝から考えてる○○歳の朝…