#5312 西へ… | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 17TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 17TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。




1日~3日と久しぶりに三連休だった。叔父の喪中で取り止めた出雲大社詣でにいって来た。

まだ、暦ではまた旧暦十月。出雲では神有月。全国の神様かおわします時期。

出雲大社にこの3年に4回、お詣りしている。初詣で以来10か月ぶり。

お詣りが済んで、山口の下関にいるとらさんに会いに行こうと思った。先月、ご主人を亡くされて、気落ちされている。直接会って言葉を掛けたい…

島根と山口、隣の件だから、すぐだとおもったのが浅はかだった…浜田から向こうは高速も何もない。地道を走ると9時間かかる…一旦、広島に出て、中国道を走って山口下関まで走ると7時間。

途中、三次でガソリンスタンドを探すが、ガソリンスタンドがない…あっても日曜で休み…大阪みたいに日曜は開いてないんや…(泣) あわや、あと4km走ったらガス欠というところ、ガソリンスタンドがあった…

ガソリンスタンドのおっちゃんが話しかけてくる。

「お客さん、大阪からかね」
「はい」
「やっぱり、阪神ファンかね」
「そりゃ、子どもの頃から阪神ファンです…」
「阪神の福原、いるじゃろ。あれ、三次の出身で、三次に帰ってきたらよう会うんじゃが…」

福原、帰って来たら言うといて。
「お前がしっかりしていたら阪神優勝しとったんや…(怒)」とは言わずに「はあ、そうですか…」と答えた。

満タンになったら、あとは弾丸。山口、下関までひた走り…途中雨が降りだし、コンボイ軍団に挟まれなからも、1時間送れで到着。

とらさんは待ってくれていた…積もる話があったが、でも、十分の一も話せなかったような気がする…

ふたりで色々話した…A記者との出会い、とらさんが連絡とりたがってたこと、風の仲間とのこと。

前回、下関に来たときの話。下関に来たのは12、3年くらい前たった。仲人さんから相手方からどうしてもと言われてお見合いに来た。ところがお見合い相手がインフルエンザにかかって中止になった。病気だから仕方がないが相手方からも仲人さんからも謝罪がなかった。

なんとなく巌流島に行きたくなって、武蔵と小次郎の銅像をみたあと、ふぐのフルコースを自腹で食べて帰った。そのあと下関駅が火事になった…そのまま居残っていたら帰るに帰れないところだった…

とらさんはそんな話が面白かったのか、ケラケラ笑ってくれた。



とらさんと別れて、ホテルに向かった。
雨に煙る関門大橋をみた…

最果てに来た感じがした。親父が生きていたら、下関にはこれなかったし、とらさんのご主人がご存命なら会うこともできなかった。でも、二人がいたからこそ、結びつけてもらえた…