この夏、又吉直樹の｢火花｣が芥川賞を受賞したせいか、ちょっとした文芸、純文学ブーム。
又吉が芥川とか太宰とか発言するかかちょいちょいと芥川や太宰の表紙を目にする。夏休の感想文に読むのかもしれないが…
芥川龍之介の｢トロッコ｣。少年時代、トロッコに乗って遊び過ぎて、遠くまで行ってしまい、急いで夜道を帰る。中年になった彼は人生に疲れている。あのときあれだけ頑張ったのにと夜道を走って帰ったことを回想する…
中年の彼と自分を重ね合わせる…あれだけの頑張りはもう出来ない…けれど、頑張らねばと思う…何かをすると失敗ばかりする…落ち込む…その繰り返し。
知り合いが長い間、うつ病で苦しんでいる。しばらく好転していたのだが、うつ期に入ったのを知った。感染したように泣きたくなるほどこちらも気が重い…