「御尊父の死を乗り越え、しかも幾分身軽になって、プライベートな時間を満喫している・・・」
実はちっとも、乗り越えてなんかいなかった。乗り越えられないから遊びで忘れ、酒に溺れて(クスリじゃないからマシか…)、神仏にすがる生活を続けている。
この二年間は、ああしてあげたら良かったとかこうしてあげたらの繰り返しだった。
親しくさせていただいているブロガーさんに同じ境遇の方がいる。お母さまとお父さまを一人で介護し、お母さまを亡くし、今は一人でお父さまを介護している。現在、病気で休職中。でも、介護って休職中でも関係ない…自分はこの人の気持ちがよくわかる。あの頃の自分とかぶる…とにかくそのときそのときの今が一生懸命だった。

本日、2月11日、親父の二回目の祥月命日。本日、三回忌。自分と姉だけ。甥たちは来ない。母親のときは姉は終わるとさっさと帰ったが、おそらく今日もそうだろう。母の十七回忌のとき思ったのは親父の三回忌にはTビッチに来てもらうつもりだったんけどな…
うちの法事はひとまずこれで終わり。次は四年後の親父の七回忌、六年後の母の二十三回忌…ひょっとしたら一人で執り行うかもしれないな。