かつて、戦後プロ野球が再開した直後、セリーグ8球団、パリーグ8球団だった。セリーグにあった松竹は大洋に、西日本は西鉄に吸収された。パリーグの大映は毎日(現ロッテ)に、高橋はトンボになり解散した。
アベノミクス戦略で、地方に球団をつくり地域経済を活性化させるということだが、果たしてどうかということだ。
まず、北海道は日本ハム、仙台は楽天、広島はマツダ、福岡はソフトバンク、東証一部上場で本社が地方にあるなしにかかわらず、球団を支える力があるということ。年間300億から500億の必要経費を毎年使える力のある企業が地方にあるか、また地方になくても地方に投資できる企業があるかということだが…答えは?だろう。現に今も多くの球団が赤字分を親会社から負担してもらっている。
Jリーグでは球団の経営収支をJリーグに報告させているが、基準に満たない赤字経営のJ1にも存在する。
下手をすれば共倒れになりかねない…
次に選手の確保。1球団が60人として、240人くらい新たに必要となる。高校、大学、社会人、独立リーグからプロ野球の資質に合う選手が見込めるかということだが、こちらも?だ。かなり既存の球団も戦力の低下が見込まれる。均一の低下ならまだもし、球団経営に余力のないチームの戦力確保、戦力維持は難しい。
メジャーリーグが球団が増えたとき、選手が中南米から入団させたが、日本に外国人枠制限が有る限り、この考えは無理だ。
今、週刊チャンピオンで水島新司の「ドカベンドリームトーナメント編」が連載されている。新たに新潟と京都に球団が増えたという設定(ドカベンでは、既に四国と東京に2球団増えている設定になってる。)
水島マンガの集大成だが、こんな感じに現実もなれば良いのだが…
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