仕事から帰ると、地域でお通夜があった。｢○○家｣という立て看板でだいたいムラの人かそうでないか、弔問に行くべきかそうでないか見当がつく。誰が亡くなったか詳しくは隣のWさんのおばさんに尋ねる。Wのおばさんは婦人会の役員なので、訃報が真っ先に入るのだ。そのとき家族葬で弔問を辞退しているか教えてもらう。
弔問から帰ってきたら、Eさんが倒れたと連絡が入る。いやな予感がした。弔問からの帰りで病人の報せなんて…
急いで、病院に行った。脳梗塞。いくつやろか？仕事やめて、年金もらい始めたと言ってたから65かな…
12時過ぎくらいまで病院にいたけど、そんなに人数もいてもということで、Oちゃん夫婦残して、Eさんの奥さんとおばさんを送った。Eさんの家でご飯をいただき、居間で仮眠させてもらった。仕事や着替えもあるので今しがた帰宅、朝帰り。｢うれし、はずかし朝帰り｣って、ドリカムの歌があるけど、うれしくも、はずかしくもない、ただ疲れた朝帰り…
考えてみたら、介護してからも一人になってからも朝帰りってしたことはなかった。もう飲んで帰っても12時前には帰っているし、夜起きているのがつらくなった。明日のことを考えると少しでも体力温存。
｢兄やん、白髪増えたね｣
Sちゃんにも言われたし、Hさんにも同じことを言われた。もう若くないことは自分でもよくわかっている…