国内ミステリーマストリード100 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。

日本経済新聞社が、日経文芸文庫として、シリーズを創刊させた。

その日経文芸文庫から出た「国内ミステリーマストリード100」は切り口が、新しく、この作家の、この作品を推すのかと新鮮に感じた。

例えば、小栗虫太郎は「黒死館殺人事件」ではなく「完全犯罪」、夢野久作は「ドグラマグラ」ではなく「少女地獄」を推していた。

横溝正史は「夜歩く」、高木彬光は「成吉思汗の秘密」だった。かなり、選者の嗜好にも左右されてるなと思う。

小栗虫太郎や夢野久作の全集を出していた社会思想社がなくなった今、論叢社が「論叢社ミステリー」として、昔の探偵小説の掘り起こしを行っている。

決して、「マストリード(必読)」とは思わないが、なかなか面白いものもチョイスしている。