- 僕の死に方 エンディングダイアリー500日/小学館
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流通ジャーナリストの金子哲雄氏が亡くなって、1年とすこし経つ。
訃報を聞いて、驚いた。しばらくテレビに出ていないなと思っていた矢先だったからだ。(もっとも、その時はテレビを見ない生活を始めていたのだが…)
しばらくして、『僕の死に方』が出版された。本人は自分の死期が近づいていたのを知っていたんだ…
最近、手に取る機会があって読んでみた…驚いた。お寺さん、葬儀社に自分から相談しているのだ。死を間近にして、そんなことができるのか。
この本の巻末に自分の葬儀に来ていただいた方への挨拶状まで記されていた。
「死に様」と言う言葉がある。それに対比して「生き様」と言う言葉がある。本来は「生き様」と言う言葉はない。(一説では古舘伊知郎が使い始めたらしい)正しくは「生きよう」なのだ。「生きよう」があるからこそ、「死によう」がある。
この人みたいにすべてを綺麗に用意して死にたいな…
そんなことを考えた…
この歳になると、親も見送り、友も見送る場合もある。そして、自分にどう、これから決着をつけていくか、考える手本にこの本はなった気がする。。