仕事の担当は淡々とこなす。普段はチームM内で回っているので滅多に外から自分宛に電話はかかっては来ない。
「あの、Maさんに中央(本部)からお電話です。」
新しく11月から、チームMに加入したNakaさんに言われた。
本部のSuさんからだった。
「Kさんと言う方から、Maさんが居たら取り次いで欲しいと電話がありました。連絡をとりたいそうです。」
K先生は高校時代の恩師で、退職されてから日本史の研究をされている。本部にいた頃、先生の依頼を受けて、調べもの、レファレンスをしたことがたびたびあった。そのお礼にと先生の研究の成果の著作をいただいた。今はもうない出版社だか、今はやりの自費出版の出版社ではない、れっきとした歴史の本の出版社からのものだ。
早速、電話をすると、80を越えてらっしゃるが相変わらず、チャキチャキお話ししていた。今は自分の担当ではないので、本部に声をかけておくと伝えた。
最近、中学や高校の同級生や恩師にフェイスブックでコンタクトをとっているが、K先生はさすがにパソコンとか、フェイスブックとかは縁がないだろうな。
力にはなれなかったけど、頼っていただけたのはうれしかった。
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