- マルクスが日本に生まれていたら新版 [ 出光佐三 ]
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百田尚樹ブームだ。「海賊と呼ばれた男」が本屋大賞を受賞して、過去の百田作品も軒並み人気が出ている…
本書は、「海賊と呼ばれた男」のモデルになった男、出光佐三の著書で40年ほど前に私家版と出版されたものが、最近の出光佐三ブームで、再版されたのだ。
詳しくは述べないがこの本にここ数ヵ月振り回されていた。
別にマルクスや資本論の啓蒙書ではない。言うならば出光の思考や経営哲学をマルクスと比較したもの。
この二十年間、日本と言う船は経済不況と言う嵐の荒波に揺るがされてきた。それは未曾有と呼んでもいいかもしれない。
過去の荒波をくぐり抜けてきた松下幸之助や本田宗一郎がもし生きていたなら、この二十年間の嵐を無事にくぐり抜けてきただろうか…
くぐり抜けてきたと言うことは、実は理論に基づくものでなく、偶然が重なっただけかもしれないと考えている。いつかは転覆させる危険があるということだ。それは出光佐三にしても同じだろう。
やはり、本書の中身は時代にそぐわない部分も多々ある。しかし、日本型経営、終身雇用など考えさせる部分も多々ある。
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