山桜がほころび始めた…今年はことの他寒い冬が続いた。桃の季節が過ぎたのに、まだ梅が満開だ。
前栽の梅も十分に手入れをしてないが紅梅が咲いている…菅公ではないけれど、一首。
東風吹かばにおいおこせよ梅の花主なしとて春なわすれそ
季節は気づかないうちに過ぎている。そして時は、個人の感情をお構い無しに粛々と淡々と流れていく…
そんな中で、咳をしても独りのどうしようもない自分が居る。
知り合いの細君のご母堂が若くして亡くなられたのを知った…
直接には聞いてはいないが母一人娘一人で育ったと聞いている。細君の心中を思うととてもやるせない。
夜明けまであともう少し。闇に息するどうしようもない独りの自分が居る。
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