子どもの頃は物欲が強い子だった。最近は我慢というよりか、目移りと言うか、欲しかったのを忘れてしまう。(笑)
二十歳そこそこの頃、ハンズやロフトに行くと、売り場に置いてある銀色に輝くスキットル、フリスコを眺めていた。欲しくて欲しくてたまらなかった。スキットルと言うのはウィスキーを入れる水筒のことだ。まあ、それくらい歳の若僧が持つものでもない。それでも売り場に行くと眺めていた。
何のドラマか忘れたけど、長淵剛が室田日出夫にスキットルをプレゼントする場面があった。
いつも、ポケットボトルのウィスキーをチビチビのんでいる役の室田日出夫は、スキットルを見て、「これ、前から欲しかったんだよ。」とプレゼントした長淵剛に演技なんだけど、うれしそうに言うシーンがあった。
このスキットルは切り番の誕生日のときにあるバーテンダさんからいただいた。まあ、ジャック・ダニエルが彫ってあるから、メーカーの景品なんだけど。(笑)
あの室田日出夫のようにうれしかった。真似するのでなく、本心から言った。
「前から欲しかったんだ。」
長い間、使わずに置いていたのだが、昨夜思い出して、引っ張り出してきた。
中身はジャックじゃなくて、ターキー。モノはやはり使ってナンボなのかもしれない。
鉄旅にスキットルとミステリをもって行くのがいいかなあ。釣った魚を焼いてスキットルでやるのもいいかもなあ。
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