#2885 Kちゃんのおじさんとおばさんのこと | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。

姉は最近、同窓会づいていて、この前、小学校の同窓会をしていたら、今度は幼稚園の同窓会をするそうだ。

確か、姉がM宅幼稚園の一期生で、そのときの担任をされていたS先生が姉の嫁ぎ先の近くにご実家があり、連休の間に帰って来られると聞いて、また集まることになったらしい。

姉の同級生で、おなじ町内にGのSちゃん、妹に自分と同い年のKちゃん姉妹がいた。ふたりとも、知的障害があった。Kちゃんのおじさんとおばさんは、すごく親切な人で、親父や母とも仲が良かった。

母が亡くなってすぐ、死亡届の提出と火葬の許可書を市役所にもらいに行ったとき、Kちゃんのおばさんに遭った。

「お母さんの具合、どない?見舞いに行こうと思ってるんや」と聞かれ、まさか亡くなったとも言えず、口を濁した。

通夜の席で、「Maくん、ごめんな。おばちゃん知らへんかったさかい」と泣きながら謝られた。

しばらくして、おじさんが認知症になり、施設に入った。Sちゃんから姉が同窓会の電話をしたときに聞いた話では、おじさんは数年前に亡くなったそうだ。おばさんも、最近、見かけないと思ったら、施設に入っているらしい。障害のあるSちゃん姉妹に、今経済的な余力があると思えない。いったいどうしているのだろう?(人の心配もしていられないのだが・・・)

そんなことを考えていたら、今日、公園の満開の桜の下のベンチで、Sちゃん姉妹と車椅子のおばさんがいた。何となく声をかけそびれた・・・

写真はSちゃんたちを見かける前に撮った公園の桜桜。花冷えがするため、今年の桜は持ちがいいかもしれない・・・

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