あれから、一年経った。
まだまだ、多くの人が避難生活を余儀なくされ、難渋されている。また住むところを離れ、別の土地に離れた方もいらっしゃる。
今日、多くの人がブログを自分のように去年の3月11日について書いている。日本人なら、忘れてはいけない日がある。3月11日も去年からその日になった。朝からテレビやラジオ、新聞で報道されている。
しかし、忘れてはいけないのだけど、PTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいる人もまだまださくさんいることを忘れてはいけない。水のたくさんあるところを怖がるこども、閉じ込められて救出されてから閉所パニックを起こす女性、遺体の運搬を連日していたため、未だに腐敗臭の幻覚に悩まされている男性。そういう人達もいることをわかってあげてほしい。
時が来れば、心の傷が癒えるかもしれない。癒えないのかもしれない。
今日、自分もブログを書いているが、大事なキーワードは書かなかった。でも、そのもの自体を忘れてはいけないし、風化させてもいけない。でも、あえてそのキーワードを書かない優しさも必要なのだ。