木山裕策さんの言うとおり、誰もの人生のタイマーが終焉に向かって回ってる。なにかやり残していないか。思い残すものはないか。
木山さんのコンサートの前にあるおじいちゃんが作文を披露された。終戦後孤児になり、学校にいけず、読み書きがままならない。同僚、先輩の力を借りて、大型の免許を得て、トラック運転手を退職してから、タクシー運転手を勤めあげてから、夜間中学を通いだした。人生を振り返り、残り少ない人生を向学心に燃えている。
まだまだ、そのおじいちゃんだけでなく、多くの人が夜間中学を通っている。不登校児だった人、日本に職を頼ってきた外国人の人たち。識字率が修学率が高い日本にもまだまだ少数の文字を読むことができない人(「文盲」と呼ばず「非識字者」と呼ぶ)が夜間中学を通っていることをわかって欲しい。
卒業し就職してすぐの頃、そういう識字学級や夜間中学の人達と関わっていた。
木山さんの言う「人生のタイマー」は回っている 。日々の雑事や、障害物を前に自分が今朝は何をすべきかを考える・・・