来月の法事のお供物の打ち合わせのためにN遠のT叔母のところに行ったついでに、ちらし寿司をご馳走になった。
叔母のちらし寿司は、母の味に似てるというより、母方のK山の祖母に似てると言った方がいいだろう。
法事のときは大人には仕上げの膳がでるが、こどもは祖母のちらし寿司を食べた。お盆にも、祖母のちらし寿司を食べた。よく団扇であおがされた。
ざく切りの生姜や、薄焼き卵、かまぼこ。同じような具材。祖母のちらし寿司には、しば漬けが入っていたよな。うちのちらし寿司には親父がシラスが嫌いだったのでシラスは入ってなかった。
桶屋の手製の飯台を叔母はまだ使っていた。母が誂えたのを見て、叔母が頼んで誂えたのだ。うちのは長年使わないため、すっかりたがが緩んでしまったけど。
そういやあ、久しぶりに家庭のちらし寿司を食べた。うちでは、もう酢めしが親父がダメになってしまったし、めんどくさくてつくらなくなってしまった。