親父の知り合いのOさんのMさんが亡くなってすぐだが、今度はOのIさんが亡くなった。
前にも書いたが、幼い頃、Oのおばあさんの家に預けられた。Oのおばあさんは白髪で、背が高く、彫りの深い鷲鼻でまるで、グリム童話の魔法使いのおばあさんにそっくりだった。優しいおばあさんだったが、怖くていつも泣いた。姉も自分達がヘンデルとグレーテルになった気がしたそうだ。
おばあさんの息子さんは胆石で長い間入院し、H先生のところに通院していた。そのとき、人間の身体に石がたまるということを知った。その息子さんがIさんだ。
しばらくして、雷が落ちて、Oのおばあさんの家が焼けた・・・雷が嫌い、怖いのは、そこから来ているのかも知れない・・・
Wさんのおばさんから、Iさんのお通夜のことを聞いて、そんな昔のことをいろいろ思い出した・・・
介護パンツを買いに走り回った帰りに悔やみに行ってきた・・・