ダウンタウンが、「ごっつええかんじ」の枠に、「全日本あかん警察」で蘇る。
そのCMで流れている曲が、「大激闘」のテーマで、聞くからにもろに大野雄二の作曲だとわかる。じつはこの曲、メインのメロまで、最初から一分くらいかかるのだ。
「大激闘」は、ジャパンマフィアに対抗するマッドポリスという逮捕するより、殺してしまう、ワイルドセブンみたいな、実に荒唐無稽な刑事ドラマだった。主演は渡瀬恒彦、梅宮達夫、志賀勝など刑事より、悪役が似合う出演陣。他にモデル出身の堀川まゆみ(歌手の麗美の姉)、片桐竜次や中西良太など、今の中堅どころの役者が新人で出演していた。
渡瀬恒彦の扮する氷室が使っている拳銃がルガーP08で旧ドイツ軍が使用していたもの。形状が南部十四年式に似ているがいずれも放映当時でも骨董品だったはず。まあ、大都会や西部警察みたいに警察がレミントンのショットガンを撃つのもあったけど。
残念ながら、視聴率がふるわず途中、「特命刑事」とタイトルと設定を変えたが直ぐに終了した。
この「大激闘」の前の番組が伝説の松田優作主演の「探偵物語」だった。
この当時日テレは、「大追跡」や「プロハンター」などなかなか面白いドラマを作っていたんだが・・・