関西テレビで「よーいどん」という情報番組がある。
その中で、「隣の人間国宝さん」というコーナーがある。円広志と月亭八光が近畿のいろいろな地域を周り、達人や名物さんを紹介し、人間国宝として、表彰するのだ。
月曜、火曜は天王寺周辺を紹介していた。
谷町筋の堀越神社脇にあるドイツ料理の「ウィリー
」のママさんが出ていた。「ウィリー」はマスターが亡くなり、店を閉じていたのだが、最近再開したと聞いた。その話は確か、ブリーズの前店長の太田さんからだったと思う。
テレビに映っていたウィリーのマスターは若い頃の写真だったが、GUILEさんが知っているマスターは、ミック・フリートウッドみたいに立派なヒゲをはやしていた。
大学のドイツ語のゼミでは、よくドイツ料理にコンパで食べに行った。ミナミの「ミュンヘン」、上本町の「ハンブルク」、そして、四天王寺の「ウィリー」・・・
そう言えば、チームMのIくんと、Sくんとで、これも今はもうなくなった天王寺北口のバー、「桃陰」に行ったあと、ウィリーに寄ったこともあったっけ。
赤木かん子さんの講演会の帰り道だったと思う。赤木さんは子どもの本で有名だけど、知る人ぞ知るミステリーマニアだった。終わったあと、ミステリーの話を少ししたの覚えている。「あんた、なかなか知ってるじゃん」みたいなことを言われたのを覚えている。まだFMYSTERYやFADVに入る前だ。
あの頃は、好き嫌いもわからずに食べ歩いた。まだ何もかも自分のスタイルが確立していなかった気がする・・・人生はウイスキーやブルースに似ている・・・若いと荒さばかりが目立つが、年月が経つとモルトの個性がしっかりと味になる気がする・・・