ですか？」「芸文？」と聞かれる。そんなに芸文って、有名かい？
でも、GUILEさんのころはなかったんだよ。
願書を出しに行ったときに、在校生が、みんな私服で大人びて、大学生かと思ったくらい。そのとき、声をかけてくれたのは、陸上部にいたH先輩、Kさんだった。まさか留年して同級生になると思わなかった。うちの学校はダブリが普通にあったからな。GUILEさんも成績が悪く、いつもダブるのではないかと心配だった。噂でKさんが、また留年し、結局卒業できずに辞めてしまったと聞いた。（うちは同じ学年は2回まで）
ちなみに隣のWさんのSちゃんと結婚したのは一年上のパンチパーマのやんちゃなT先輩で、結婚式のとき、「俺知っているんか？」と言われたときはかなりビビった。今はいいお父さんになり、GUILEさんはタメ口を叩いてる。
高校受験の頃になると昨日のことのように思い出す。願書提出のあの日も昨日のように寒かった。
