- チロリとブルースマンの約束 伝説のセラピードッグとブルースシンガー・大木トオルの物語/上之 二郎

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大木トオルは、自分が音楽に目覚めたときは、もう活動の拠点をアメリカに移していた。
本場仕込みの彼のブルースは、その頃、日本では受け入れなかった記憶がある。
その大木トオルがドッグセラピーの第一人者として活躍していることは知らなかった。
「チロリとブルースマンの約束」は殺処分の運命にあったチロリがセラピードッグとして数々の人々に癒しを与えたノンフィクションである。
先日のSちゃんとの会話。
「大木トオルって、知ってる?
「アメリカにいるやろ。髪の長い、眼鏡をかけた・・・」
「オーちゃん(Tのこと、大きい姉ちゃんの意味らしい)、本屋で買ったんよ。」
「へえ、知らんかったわ。大木トオルがこんなしてるなんて。」
「アニやんも知らんことあるんや。」
そんな知らないことがいくらでもある。世の中知らないことばかりだ。特に職場は五年もここにいても、ミステリーゾーン。「あなたの知らない世界」といつも呼んでいる。