最後にシアトルに行ったのは、今から五年前だった。その頃はまだ親父の介護も今ほどじゃなかったので、行くなら今だと言う気持ちだった。最後のシアトルも何も、シアトルに行ったのはその時が初めてで、アメリカ大陸も初めてだったのだが・・・
今の愛車ハリアーが納車されて直ぐだった。愛車の写メを、サンフランシスコからシアトルに行く飛行機で、隣の席でBrackberryのスマートフォンを操っていた白戸家の長男みたいな男の人に見せた。
"Woh! Lexus! yours?"(「レクサスだ!君の?」)
"Sure, Of Course!"(「そう、もちろん!」)
"So. What is your first car?"(「じゃあ、君のフースト・カーは?」)
"???"
ハリアーみたいなSUVのクルマはセレブのセカンドカーみたいなもので、ファースト・カーではなかったらしい。
旅の目的はメジャーリーグ観戦と、ブルース・リーのお墓参り。
マリナーズは残念ながら、遠征に出ており、結果、お墓参りだけが目的になった。
路線バスを延々と乗り、山の湖のほとりの墓地、その名前どおり、レイクサイド・セメタリーに、ブルース・リーは息子、ブライドン・リーとともに眠っていた。
今朝の新聞で、早乙女愛さんが急逝したニュースを見た。
「愛と誠」や「ハングマン」、のちには、山城新伍が監督の「女猫」に出演した。文字通り、愛らしい女優さんだった。
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新聞によると、芸能界を引退し、長らくシアトルに住んでいたらしい。
彼女もあの湖のほとりの風光明媚な墓地に眠るのだろうか?
その景色の美しさに、自分も、亡きがらはあの墓地に埋葬してもらいたいと思っている。遺言にはそう書き記すつもりだ。
あらためて、早乙女愛さんのご冥福をお祈りします。合掌。