あかねこは警察の隠語で、放火、放火魔を指すらしい。
話はそんな、物騒なはなしではない。
6月1日から、水入れがあり、田植が始まった。週末がピークだったようだ。
昔、この時期、「あかねこ」をよく食べた。
あかねことは、皮のついた小麦粉ともちを混ぜ合わせた団子で、きな粉をまぶして食べる。
今でも、地元の和菓子屋で、団子にするまえの、平餅のまま、売っている。家で団子にして食べるのだ。
数年前に、テレビの取材で、NのDさんところで、あかねこを作って、吉本新喜劇の石田靖に振る舞っていた。1月だったので、みんなで、「あかねこは6月やん」といったのを覚えている。
梅雨入り前、この時期の風物詩だ。
木の幹にあぶら虫這い梅雨間近 冬龍