昨日、Fさんの店の前を通りかかると、おかみさんが、「晩御飯食べていきなよ」とここら辺りで聞かない江戸前の威勢のいい声をかけられた。
Fさんが、「Tさん(親父のこと)の分もあるから。持って帰ってくれよ」と折詰をくれた。
Fさん夫婦はもともと、東京の人だ。事情があって、大阪のこんな田舎で暮らしている。そんなに親しくなかったが、あることがきっかけで最近は懇意にしてもらっている。
「Mちゃん(GUILEさんのこと)、まっ、そのうち、いいこと、あっからよう。辛抱しなよ」
Fさんはビールを注いでくれて三人で飲んだ。そのうちっていつなんだろうか?あるのか、ないのか、わからないことに期待していいんだろうか?
とにかく、Fさんところでいただいた晩御飯は温かく優しい味だった。