#1286 1月のベストブログ | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。

1月のベストブログは16日の『生きてみよ、ツマラナイと思うけど』です。
ご縁で、小林茂子さんに知己を得られました。ありがとうございました。


生きてみよ、ツマラナイと思うけど/小林 茂子


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『生きてみよ、ツマラナイと思うけど』小林茂子/著 小学館 2009

人の気持ちはいい加減なもので、あんなに亡くなった人のことを偲んでいても、ある時を境にコロッと忘れてしまう。

また反対に何かの拍子に、思い出してしまうこともある。

桂三木助・・・彼もそんな一人。落語ファンにとったら、三代目だろうけど。やはり眼鏡をかけた気障な四代目を思い出す。

この本は、名人三代目の娘、四代目の姉、おそらく五代目の母になるだろう小林茂子さんの著書である。

偶然、図書館の本棚にあったこの本のタイトルに、惹かれて読んだ。

「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」



弟を失い、自殺するのではないかと心配した立川談志の言葉。

談志の傍若無人な振る舞いをテレビで見ていて、いつも快く思わなかったけど、この本を読んでいると、優しさの照れ隠しだと気付いた。

ある時期、自分は自暴自棄の日々を過ごした。今だって、どこか捨て鉢なところがある。自殺なんか考えていないけど、死んだら楽になるかなと思うことがある。

「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」

そんな自分に言われている気がした。

小林さんのブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」がアメブロにある。息子さんの桂三木男さん、彼を陰ながら応援しようと思った。