簡単に印刷できる玩具で、パソコンが普及するまでは年賀状印刷の主流だった。
パソコンが普及につれ需要が減り、何年か前に製造中止になった。
ところが、先輩のMさんは未だに年賀状をぷりんとごっこで作っている。しかし残念ながらもう部品がない。
アンジェラさんが使わなくなったぷりんとごっこをMさんに譲ることになった。
「売ったらよかったのに」
僕と上司のIさんと言ってたら、アンジェラさんは、
「ヒカリモノ、お願いしました
(笑)」と言った。
まあ、彼女は冗談で、言ったのだけど、変な意味で冗談が通じないMさんは貴金属じゃなく、コハダや、鯖のヒカリモノの寿司を御礼にするかも知れない。