#854 毎日書道展関西展~モノクロームの芸術墨を擦り、神経を研ぎ澄ます。墨汁では出せない濃淡。けれどもその時間が惜しい。 気が荒れている。心が字にあらわれる。「書は人なり」よく言ったものだ。 さて、昨日から、京都で毎日書道展の関西展が開かれている。こんな自分が言うのがおこがましいが、多くの書家の日頃の研鑽の成果だ。その作品ひとつを書くために、何百、何千と費やしたかを知っている。 機会があれば見て欲しい。黒と白、モノクロームの芸術。一度、筆を入れると終筆まで、気が抜けない勢いとその潔さを。