#643 BLUESMANブルーズマンという響きはある種、アウトローの響きとどこか背徳の匂いも感じさせる。それは高倉健の「唐獅子牡丹」やジャン・ギャバンのフィルム・ノワールに惹かれる感覚に近い。ロックが不良の音楽と言われた時代があるが、ブルーズはそれ以上に、堅気な雰囲気ではない。ブルーズマン・・・どこか、ヒューマン・タッチで、ヒロイスティックでピカレスク。だから、その呼称を使うことに快感を覚える。