水島新司の描く「あぶさん」ことソフトバンク・ホークスの景浦安武が、今シーズンのストーリーを最後に現役を引退する。64才。会社なら定年まで勤めあげ、そろそろ年金をもらう歳だ。
もっとすごいのは、「野球狂の詩」の岩田鉄五郎。平成の世に73才で登板した。
リアルワールドでは、サチェル・ペイジ。ジャッキー・ロビンソンと並び称される黒人の大投手だ。黒人がメジャーリーグでプレーが許されなかった時代、黒人リーグで2000勝をあげた。200勝でなく、2000勝である。(結構嘘くさいが・・・)
まさにオールドルーキーの42才で、メジャーリーグ入り。46才で12勝をあげた。一度引退し、59才で再び復帰した。
彼の名前は『栄光なき天才』で紹介されていたのを読んで知った。まさに人種差別の壁に阻まれた「栄光なき天才」だったかも知れない。
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