苦労のうちに入らないかも知れないが、自分はちと随分修業時代が長いような気がする。
昔、中国で科挙という超難関の登用試験があった。すごくこじつけで作文で「帝」という文字や皇帝の名前は書く場合、書面の一番上部に来なかったらいけなかっらしい。
何年も落第し、遂には白髪の老人になって合格した者もいる。白霜の頃とは白髪頭をさす言葉らしい。
中学の校長先生であったY先生からは「艱難、汝を珠にする」と教えられ、たまに思い出し、つぶやくことがある。
しかし、尼子十勇士の山中鹿之介みたいに「我に七難八苦を与えたまえ」は未だに言えずにいる。
