- 私の声が聞こえますか
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何気ないことが記憶の扉をノックするんですね。
中学の頃のことを思い出しました。
Y.T.さん、隣の市の中学生でした。色が浅黒く、ショートカットでボーイッシュな女の子でした。でも、ピアノのレッスンもしていて、学生カバンと塾のカバン、ピアノのカバンをいつも重そうに持ってました。
元気そうだったけど、自律神経失調症でした。実際に発作で倒れたことがありました・・・呆然として何もできない自分がいました。
彼女がいたから、自転車の二人乗りができました。
彼女がいたから、中島みゆきを知りました。
彼女がいたから、勉強もしました。
卒業してから、三回ほど見かけました。いずれも声をかけることができませんでした。
噂では音楽の道に進んだと聞きました。また別の噂では亡くなったとも・・・
もし、あうことができたなら・・・
互いにあの頃の年齢以上生きて、おじさんおばさんになったことを微笑みながら、中島みゆきの「時代」を聞きたいです。
「そんな時代もあったね」って・・・そしてお互いの知らないときを埋められたら・・・
そして今の自分を飾らずに言えたらいいと思います。あの頃のように・・・