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来週は、日銀会合、米FOMCと重要イベントを控える。
これらを無難に通過して、週後半にかけて堅調な相場へ。
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本日の東京市場は、前日の米株市場の下落を受けて売りが先行、日経平均は一時、280円超えの下落となり、節目38500円手前まで押した。
ただ、半導体株の弱さが目立ったいっぽうで、プライムでは値上がり銘柄も多く見られるなどし、下げ渋る展開。
前場は、戻したり売り直されたりといった動きを切り返しながら、二桁安で終えていた。
後場は、早くにプラス圏まで切り返し、35800円台まで浮上する場面があったが続かずに大きく失速、下落幅は再び200円超に。
しかし、前場同様に38500円台に入ったところでは持ち直し、終盤にかけては下げ幅を2桁に縮めて、99.74円安の38707.64円で大引け。
来週は、日本銀行の金融政策決定会合、米国で連邦公開市場委員会(FOMC)と重要イベントを控える週となる。
これら日米の中央銀行イベントを、事前の予想通りに通過できれば、買い安心感が広がる見かた。
日銀は18-19日に金融政策決定会合を開き、終了後に植田和男総裁が会見する。
今年の春季労働交渉(春闘)で賃金が大きく伸びる可能性が示され、市場では17年ぶりの利上げが今回決まるとの見方が強まっている。
植田総裁は2月の国会答弁で、マイナス金利の解除後も「緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」と述べていた。
会見で追加利上げの可能性に明確な言及を行ったり、為替が急激な円高に振れたりしなければ、株式市場にとってサプライズ感は無し。
当面の政策不透明感の後退を好感する可能性が高い。
日銀会合に1日遅れる形で、FOMCは20日に声明と経済予測を発表する。
前回まで4会合連続で政策金利を据え置いており、市場では今回も現状維持で、6月以降に利下げに転じるとの見方が多い。
重要イベントを無難に通過した週後半にかけては堅調な相場、日経平均は再び心理的な節目4万円台を意識した展開へと期待したい。
チャート形状的にも日経平均は、日足一目均衡表の基準線(38163円)などをサポートに、下値の底打ち感が意識されるところ。
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