伝え致します。
日経平均は3日続伸(82円高) 米雇用統計控え
て上値は限定も終日買い優勢の展開
本日の日本株は、前日の米株市場はNASDA
Qが上昇一服で下落となったものの、NYダ
ウは166ドル高で反発となるなど、おおむ
ね堅調だったことや、為替ドル/円も円安基
調にあったことなどが好感され、しっかり
のスタートとなった。
日経平均は小幅高で寄り付き、早々に100
円超えの上昇幅、21800円台に乗せる場面
が見られた(21839.18円(114.23円高))。
その後、上げ幅縮小となったものの、米中
交渉に関するポジティブなニュースが流れ
るなか、やや強含みで、前場を終えていた
(前場終値は21794.37円(69.42円高)。
後場、週末売りに押されることなく、買い
優勢の展開が続き、21800円近辺でもみあ
い、21800円台に乗せて大引けとなった。
日経平均終値は+82.55円の21807.50円。
東証1部の出来高は11億3774万株、売買
代金は1兆9652億円。
騰落銘柄数は値上がり1311銘柄、値下がり
729銘柄、変わらず100銘柄。
業種別では値上がりが20業種、値下がりが
13業種。
値上がりトップは海運、金属製品、繊維製
品。
値下がりは水産・農林、小売り、その他金
融など。
来週の見通し
日経平均はここまで、上値は限定されてき
た感があるものの、確実に下値を切り上げ
てきている。
米中通商合意への期待感などが下値を支え
たかっこうだ。
トランプ米大統領は4日、中国との通商合
意がかなり近づいており、4週間以内に発
表する可能性があると述べた。
続き、米中交渉に関するポジティブな情報
が出てくれば、日本株もにとっても後押し
となる。
また、週明けは米雇用統計を受けた米株市
場の反応を見てのスタート、米株市場が堅
調となれば、日本株にとって大きな後押し
となる。
日経平均は、3/4に付けた年初来高値(2186
0.39円)更新、また、移動平均線チャート
の200日線(21911円)超え、節目22000円超
えを試す展開などが期待される。
また、雇用統計が嫌気されたとしても、米
株市場の下落が限定的、為替ドル/円がし
っかりとしていれば、影響は限らると予想
する。
スケジュール面では、国内で10日のに月機
械受注、3月工作機械受注(速報)。
海外では8日の2月米製造業受注、12日の3
月中国貿易統計などが注目されるが、特段
大きなリスクになりそうなない、逆に中国
の景気底入れ期待が高まれば日本株の追い
風になるか。
その他、ファーストリテ<9983>など小売大
手の決算が本格化する。
決算発表でより注目されるのは週後半の11
日の安川電機<6506>、安川電機の足元の状
況や見通しが景気敏感株全般にも影響を与
える可能性がある。
来週の日経平均の予想レンジは21300円-2
22300円。
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