日本証券業協会のデータによると、7月は外国人投資家による日本国債購入が2兆8800億円と、6月の1兆2800億円から2倍以上に増えた。購入の大きな部分は残存2-5年の債券だった。
通貨先渡を使うと米国債に対する上乗せ利回りは10年で最大となる。
残存15年以下の全ての日本国債の利回りはマイナスだが、通貨先渡契約を使うとマイナスを埋める以上のリターンが得られる。3カ月物先渡契約を使って円に対してドルを貸し付けると年率2.49%の収益が得られ、この円を5年物日本国債に投資すると収益は2.15%になる。これは5年物米国債利回りに対して70ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の上乗せとなり、上乗せ幅は2008年以降で最も大きい。