スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏は、金保有を奨めている。貿易戦争が経済成長を阻害し、株式リターンは低下する。
ファーバー氏は貿易戦争とその終わり方についていくつか予想している。
株式:慎重な投資家は今後3年、株式で大儲けすることはできないだろう。
金:長期的観点から推奨。2-3年で20%上昇を予想。金は産業用コモディティではなく、中国からの需要に依存しない。金は金に対する投資家心理と金融政策に依存する。
貿易戦争に勝者はいない。
米中貿易摩擦は長期的には中国に有利に働く。
戦争のような状況は常にとても悪い終わり方をする。
高騰する金の買い手として世界の中央銀行の存在感が目立っている。
米ドル依存を脱却しつつ、準備資産の保全を図る目的で、ロシアや中国、ポーランドなど新興国が活発に購入している。
2019年上期の中銀の金購入量は上期として1971年以降で最高ペースだ。