米ゴールドマン・サックスは顧客向けリポートで、「相場ショック時のマネー逃避先は金より日本円が有利」と推奨した。
伝統的に日本円や金は安全資産として見なされており、投資家のリスク回避先として金や円が買われやすくなる。金は足元で約6年ぶりの高値圏にあり、円は相対的に割安と判断しているようだ。
ゴールドマンは金を買う権利(コール・オプション)の価格が、円のコール・オプション価格に比べて割高になっていると指摘し、円が相対的に有利という。
その流れが本格的になると、東京金は理論的には下落傾向になる。
世界最大のヘッジファンド、米ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏は今月に入り、金への投資を「推奨」している。