今週、ウィーンで開いたOPEC定例総会で、6月末で期限が切れた協調減産(1日あたり120万バレル)を2020年3月末まで9カ月延長することで合意した。
長期にわたる生産削減により、世界の石油市場におけるOPECのシェアは、ほぼ30年で最低水準に落ち込んでいる。
JPモルガンの EMEA石油・ガス研究責任者によると、今後数年間の石油価格のゆるやかな下落は、サウジアラビアとOPECが米国からの市場シェアの一部を取り戻すことを促進する可能性があるという。
総会後に記者会見したOPECの盟主サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は「非加盟国も同意すると確信している」と述べた。そのうえで「グローバル経済の見通しは1週間前よりも改善した」と指摘した。
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