NY原油は5月25日にOPECが協調減産の延長を合意し、非OPEC10か国も減産延長を決定しました。
相場は5/25高値52.00ドルの高値から下降波を形成し、6/21安値42.53ドルまで約18%の下落を演じました。
その後はエネルギー情報局(EIA)が公表した原油在庫が2週連続で減少していたことを材料に下降波は終了し、上昇波を形成する流れになっています。
なお、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する石油掘削リグ稼働数は2015年4月以来の高水準に達していましたが、30日に発表した石油掘削リグ稼働数が24週ぶりに減少に転じました。相場の上昇には影響薄でした。
協調減産で相場が下がることはよくあることです。これは、OPECが原油需給を調整するスウィングプロデューサーの役割を担っているからです。
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