ボトムサイクルは12/27安値4238円からスタートしているわけですが、1/27でボトムを付けるということになると、日柄は21日です。
ここ最近でもっとも短い日柄は24日あので、21日はちょっと物足りなさを感じますね。
25日EMAをサポートに大勢のトレンドライン(レジスタンスライン)を上抜けていることで上昇期待も高まってきたようですので、判断が難しい局面ですね。
こういった場面はしばしばあることです。
大勢のトレンドを把握するためには週足チャートの分析が重要になってきます。
週足の平均ボトムサイクルは21週です。
現行のサイクルは、2016年10月安値から形成しており、今週で17週目を形成しています。
平均ボトムサイクルを考慮すると、もう少し日柄が残されていることがわかります。
また、前回のサイクルは17週ですが、その前は25週です。さらにその前は18週でその前が26週です。サイクルのリズムとしては、長い日柄の後は短い日柄を演じています。
これを考えると、今回の日柄は長くなる可能性もありますね。
現状、1/23高値4443円がトップですが、これが継続されるのであれば、再び下値を試す可能性が高そうです。
日足ベースでの現状の動き、つまり、いまの上昇は1/23高値でトップを付けた後の調整安からの上値試しであり、この上値試しは失敗に終わる可能性が高いということが分かりますね。
この動きが確実視されるポイントは4443円から4343円に下落した値幅(100円)の半値戻しとなる4393円水準で上値を抑えられることです。
つまり、本日の高値を更新できなければ、次第に買い勢力は減退し、売り勢力が買い勢力を上回るということです。
視覚的に判断する方法としては平均足が分かりやすいと思います。
現行、平均足は陽転ですが、この水準から陰転となれば、流れが変わったという判断ができるでしょう。